期待値を積んでも負けてしまうと、こういった考えをしてしまう人がいます。
もちろん実収支が伴わないと、いくら期待値を積んでも報われないのでそう考えてしまっても仕方ありません。
でも期待値を積むことと、結果から判断して考えることはベクトルが違う話なのです。
だからこれらのことを一緒に考えることが間違っていると僕は思うのです。
今回の記事では、「期待値だけでは飯は食えない」と考えている人に向けて、正しい期待値の向き方を解説していきたいと思います。
■期待値を積んでも勝てない場合の行動
■スロット期待値を応用すると人生にも影響する
目次
「期待値では飯は食えない」は間違ってる?期待値は未来を見る指標!
「期待値だけじゃ飯は食えねえだろ!」
確かにいくら期待値を積んだとしても実際はお金を失っているわけだから飯は食えないという主張は、その通り。
スロットで勝つために期待値を稼いだのにマイナスが膨れ上がってしまえば本末転倒のように思います。
ですから多くの人はこの意見に賛成する部分もあるはずです。
でも、「期待値を積む」ことと「結果を見て判断する」ことでは、次元が違うのです。
まずはそこを理解してもらいましょう。
期待値とは“今”から見たときの未来予測数値である
過去にスロットの期待値についてまとめたことがあるのでまだ読んでない場合は、予習を含めて読むことをオススメします!
あるAという時間に自分がいたときに「期待値とは、未来予測を数値化したもの」と僕は解釈しています。
正直、数学的に正しいかどうかは僕の中ではわかりませんが、図にするとこんな感じです。
期待値はA(目の部分)の時点では無数にある未来の「平均」であるという考えであり、言わば「指標」のようなものです。
そしてスロットの場合は、期待値が明確な数字として管理できるので重宝され、ギャンブルではなく一つの投資として成り立っている背景があります。
平均的にプラスになるのをプラス期待値と呼んでいますが、“今”の時点では未来は不確定であり、確実にプラスになる保証はありません。
ですから、いくらプラスの期待値を積んだとしても、マイナスになる可能性が存在するのです。
そして結果を見て「勝てない」と言っているのが「期待値を積んでも飯は食えない」という考え方です。
でも時系列で考えてみると、すでに結果が出ているのでこうなります。
たくさんある選択肢の中から一個の答えが出てから時間を後ろ向きに見ている状態を指します。
2つのことを見比べて分かったこと!
以上のように期待値に対する発言を少し分解してみると新しいものが見えてきます。
図説したように時間軸が違うこと見ている方向が違うことがわかっていただけたでしょうか?
「期待値を稼いだからOK」未来予測
「期待値だけじゃ飯が食えない」過去に対する批判
上の二つを比べるとそもそも話している次元が違うのが明確になります。
ここで例え話をしてみましょう。
A君は待ち合わせ場所まで車で行こうと考えていました。
約束の時間に間に合うように前もって準備をして、予定より早く家を出て最短と思われるルートで車を走らせます。
しかしその日は運が悪いことに事故渋滞につかまり30分ほど遅刻してしまいました。
このとき待っていたB君が「30分遅刻しやがって!もっと考えて行動しろ!」
こんな状況だったらどうでしょう?
まずはA君
約束の場所に時間通り行けるように
✅家を早く出る
✅遠回りせず、最短ルートを選ぶ
より良い未来にするために予測を立てて最善の策を取りました。
これが期待値を積んだ行動になるでしょう。
ただ運が悪く予想外の事故渋滞にハマってしまい、結果的に30分遅刻してしまったというだけです。
B君の言い分はというと
✅30分遅刻したことに対して怒っている
こんな友人がいたら付き合わない方がいいかもしれませんが、実際に起こった事象に対しての発言ですよね?
これ「期待値だけでは飯は食えない」と同じように時間を後ろ向きに考えているに過ぎません。
この例でも示したように「期待値を稼いだからOK!」VS.「期待値だけでは飯は食えない」は、同じ「期待値」を使っているので似ているように感じます。
しかし、分解をしてみると見ている方向と時間軸が違うので話が噛み合わないのです。
前者はある時点で最善の策を講じた状況であり、後者は出た結果に対して物事を言っているという状況です。
この2つは似て非なるものであり、これらを同じ線上で語ってはいけないのです。
では結局どうすればいいの?
いくら期待値を積んでも結果が出ないこともあり、文句を言いたくなる気持ちも分かります。
ですがある時点で期待値があると踏んで行動したとして、それ以上できることは何もありません。
仮に同じ状況が100回存在して100回とも同じ行動を取るのであれば何も行動を変えることはできないでしょう。
あとは結果が良くなるように神様に祈るくらいでしょうか?(笑)
僕たちにできることは突き詰めると、“今”から未来を見て期待値を積んでいくしかないのです。
僕が期待値を稼いだけど、大敗した時によく考える言葉があります。
『悔しいけど後悔はない』
結果として負けたことは悔しいけど、自分の行動に対しては後悔していないという意味です。
僕はここに期待値に関するエッセンスが凝縮しているように思うのですが、どうですかね?
この言葉は期待値稼働を始めてからよく考えるようになった言葉で、スロットをやっていなければこのような考えには至らなかったでしょう。
そして不思議なことに期待値をスロットだけではなく生活や家族、人生に至るまでトータルの期待値を考えていくようになりました。
普段生活していると意外なほど選択をしていることに気がつくでしょう。
✅休みの日になにする?
✅ご飯は何を食べるか?
✅家でお酒を飲もうか?
✅外で友人と遊ぼうか?
✅一人で過ごそうか?
✅Youtubeでも見て過ごす?
✅スロットを打ちに行く?
などなど、生きているといくらでも選択する機会が訪れます。
スロットで学んだ期待値を未来予測としてとらえ、生活や人生全てに応用していくわけです。
そうやって応用した結果、僕は常に未来を見るようになりました。
“今”から未来を見たときに最善の行動をとりつづけることを常に意識しています。
最善の行動がこのブログでもあるし、自分の将来の夢に向かって進んでいるのです。
そんな僕が考えている未来予想はこちらにて詳しく記載しています。
まとめ:期待値だけでは飯を食えないと考える人の思考
期待値を積めればOKと期待値だけでは飯を食えないという2つの対立した意見を分解し、検証してきました。
結論として、2つの主張は見ているベクトルが違うので、同じ土俵で議論できないと僕は考えています。
期待値は未来を見ている言葉
飯は食えない意見は過去を見る
このように過去をいくら批判しても“今”の行動を修正しなければ理想の未来は訪れません。
そういったことを考えると、僕たちができることは「期待値を積むしかできない」のです。
あとは結果がうまくいくように祈るしかありません。
でも、結果的に負けてしまったときは行動が間違っていなかったか反省し、「悔しいけど後悔はない」状態を目指します。
10万円以上の投資にも負けずに、「悔しいけど後悔はない」と何度も念じた稼働はこちら
もし自分の行動が間違っていれば次の機会で修正し、正しい行動ができていれば続ければいいのです。
そうやって常に未来を見る視点をスロットで学んだことで、生活も未来を見ることができるようになりました。
1年後、3年後の自分を想像し、「理想の自分になるにはどういった行動をとればいいのか?」を常に考えて生活しています。
もちろんブレがあるので、1年後理想の状態に達していないかもしれません。
でも結局やることはそこに向けて“今”を最大限に生きることだと思います。
スロットの期待値と同じように人生でもプラスの期待値を積むように過ごしてみてください。
期待値だけでは飯は食えないんだよ!
結局のところ、期待値を積んでも負けたら意味がないんだよ!