スロットにハマり人生のどん底を経験しましたが、周囲の助けもあり、ギリギリのところで踏ん張ったのりへい。
無事に社会人デビューすることができて
スロットからは足を洗ってまっとうに生きていこう!
スロットのことは忘れて、真面目に生きていくことを心に誓うのでした。
そして入社してしばらくは慣れない環境で必死に働いていたので、仕事が終わるとすぐに自宅へ帰る生活が続いていました。
肉体的にも精神的にも疲れきって、スロットどころではなかったというところでしょう。
スロットから足を洗いたいと思っていた僕にとっては都合がよく、そんな忙しい日々が過ぎていくうちに、スロットとは無縁の生活を送るようになっていました。
ただ、このときはスロットから卒業できたと思っていた僕に、魔の手は着実に忍び寄ってきていたのです。
自由に使える10万円が舞い降りたリアルBONUS!
新しい土地での生活が始まり、2〜3ヶ月もたつころには少しずつで仕事にも慣れてきました。
生活のリズムができるようになったこと、それから毎月決まった日に給料が振り込まれるようになったことが大きかったです。
もちろん新入社員の手取りなどたかが知れていて、15〜16万円くらいだったと思いますが、バイトでの稼ぎとは大きく違って、その金額は自分にとってかなり大きいものでした。
そして入社してから3ヶ月後の6月。
満額は出ませんでしたが、10万円ほどのボーナスが僕の口座に振り込まれたのです。
毎月もらえる給料とは別に10万円もの大金が、突然空から降ってきた感覚で僕のテンションは一気に跳ね上がり、スロットのことが脳裏に浮かんでしまったのです。
「この10万円、余裕のあるお金だから使っても問題ないんじゃない!?」
このような悪魔の声が僕を揺り動かします。
もちろん一方で、すでに数ヶ月もホールには足を踏み入れていないこともあり
「スロットはもうやめたんだ!!行ってはいけない!」
という天使の声も出ています。
天使と悪魔の声に揺り動かされていた僕ですが、「10万円もあるんだから、ちょっとだけなら大丈夫!」という悪魔の囁きにまけてしまったのです。
本来はここからまた、負のスパイラルに陥るストーリーが想像できるのですが、僕の場合はここが大きなターニングポイントになっていました。
この新しい地域では「設定発表」が行われていたのです!!
これまで過ごしていた地域では、設定発表をしているホールは見たことがありませんでした。
雑誌やサイトでは高設定の小役確率や挙動など勉強してきた僕でしたが、実際に設定5や6が投入されているかを目にして体験することがなかったのです。
それがこの新しい地域では夜に発表が行われていて、答え合わせができる状態になっていることに気が付いて・・・
こう考えた瞬間、体中に電撃のようなものが走ったような感覚になったのを今でも覚えています。
そして次の日からスロットで勝つための行動をスタート。
最初に取り組んだのは、「そのホールが正しく設定発表をしているのか」を確認する作業でした。
今思えばすごく冷静な判断をしていたと感心しますが、答え合わせができる状況と言っても、ホールが嘘をついている可能性もあるわけですから、そのホールの設定発表の信憑性を確認するところから確認し始めたわけですね。
信憑性を明らかにするためだけに集中するため、設定が発表される21時ころホールに到着するようにしました。
今までの僕だったら、設定発表された台を喜んで打っていた可能性もありますが、まだ信頼性が確認できていない状況で台を打つことは一切ありませんでした。
この行動も振り返ると素晴らしくて、「勝てる見込みのない台を打たない」ことをすでに実践することができていたのです。
たぶんこのときの僕は、スロットで勝つために必死だったのだと思います。
スロットのせいで青春時代を棒に振り、仕事を始めてからも負け続けると、それこそ人生を棒に振ってしまうと感じていたのかもしれません。
だから決して自信のない台を打つことはなかったし、信憑性が確認できるまでは一切の妥協を許さなかったのです。
その行動が身を結んだのは、そこから数週間後。
調査の結果、ほぼガセなしと判断できるまでにデータが蓄積し、さらに札の刺さる傾向を探ってみました。
すると・・・
”高設定+出玉がついた次の日は同じ台に高設定が入らない”
”不発だったり気がつかれなかった高設定は据え置かれやすい”
このようなクセに何となく気がつくようになってきたのです。
そして運命の日。
前日に調査を終え、設定が入る可能性がかなり高いと踏んだ台があったので、翌日に朝一から参戦。
無事に抽選も乗り越えて、狙い台をGET!
そして予想通り設定が良さそうな挙動を示しながら終日ぶん回していました。
夜の設定発表になって店員さんが自分の台のところに来て、ブスッと札を刺していったのです!!
ほぼ確実に高設定だろうと踏んでいましたが、実際に高設定を示す札が自分の頭上に刺さっているのは、なんとも誇らしげな気分になり、自然と中からこみ上げてくるものがありました。
結局その日は閉店まで打ち切って5万円ほど勝利することができたので、帰りにスーパーに寄って、缶ビール3本と缶チューハイを3本買って自宅に帰りました。
そして、手にしたばかりの5万円を眺めながら、ひとり祝勝会を開催したのです!
「うんめぇぇぇぇぇ!このビール最高!」
もうね、この日のビールは格別にうまかった!
これまで電気代も払えずスロットのことが頭から離れない生活で、どん底を経験してきた僕が、スロットで勝つための正しい行動をすることができて、実際に勝つことができた。
このビールは僕にとって、ただのビールじゃなかったんです。
僕はこの瞬間にスロットで負けて惨めな人生を送ることがなくなったという安堵感と、今後どれだけ楽しい人生が待っているのだろうというワクワク感いっぱいの気持ちで、本当に腹の底からうまいと思えるビールをたらふく飲みました。
そしてその後も、収支は右肩上がりに伸び+50万円という収支を実現させることに成功したのです。
こうやって一度勝ち方を身に着けてしまえば、あとは精度を上げるだけの簡単な作業です。
2年目には+100万円を記録し、毎月給料とは別に+10万円のお金が手に入る生活を手に入れることができました。
僕はこの状態を実現することによって、好きな時に好きなことをできる人生を手に入れました。
彼女と月に1回はプチ旅行をしたり、ときには夜にディズニーランドに行こうという話になって、そのまま車に乗って1泊2日の弾丸ディズニー旅行もしたりしました。
それから外食も増え、焼き肉を週5回食べに行ったこともあります。
(おかげで体重もみるみる増えてしまいしたが・・・)
趣味のゴルフは月1回必ずラウンドしていました。1回2万円くらいかかるのですが、全てスロット資金でまかなえてしまうので気兼ねなく趣味に打ち込むことができました。
職場の先輩が「お金が欲しいから」と一生懸命残業する中、僕はそそくさと仕事を終えてスロットで稼働していた方が稼げましたし、スロットを打つことが大好きだったので、仕事終わりや週末は楽しみながらお金を増やすことができるというまさに夢のような時代を経験しました。
「設定発表」というわずかなきっかけだったのですが、そこを糸口にスロットを攻略して理想的な人生を手に入れたかに見えました。
ただ、まだまだ壁はいくつも残されていたのです。
さて僕が直面した壁とは?そしてその壁に対して僕が取った作戦とはどんなものだったのでしょうか?
次の章で詳しくお話しています。
のりへい物語 |
1章.スロットで負けて電気代が払えない!真っ暗な部屋で過ごすつらい毎日 |
2章.スロットのない人生を歩もうと心に決めて社会人デビュー! |
3章.スロットで勝てるようになったその先にある大きな壁とは? |
4章.2つの壁をクリアして得たスロットで勝つための究極の思考とは? |
5章.のりへい新ステージへ!流れを変えたたった1つの出逢いとは? |